ガーデンファニチャーの通販 | GISELE【ジゼル公式サイト】プレミアムチークファニチャー表参道

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木材のはなし

第2話 簡単手軽な日曜大工向き「SPF」

2×4工法でお馴染みのSPF材。価格が安くて加工が楽なことが、材料の特徴ですね。ウッドデッキでも、複雑な形のデザイン対応性が人気の材料。コストを抑えるのに適しています。

デッキづくりの際の残った材料で、手づくりガーデンファニチャーに挑戦してみる方もいらっしゃるようです。柔らかな木ですので、日曜大工にピッタリ。手挽きの鋸でも、電動工具でも、簡単に作業ができます。太目の角材や板材を組み合わせれば、テーブルやロッキングチェアなど、色々楽しめますよ。

加工がしやすい半面、曲がったり、反ったり、ねじれたり、などなど、SPFの欠点は多いんです。 防蟻・防腐薬剤を加圧注入して耐久性を高めたものを使用してくださいね。

無塗装のSPF材は、薬剤のために淡い緑色をしています。木が腐ったりしないように、保護着色剤を塗布して使うのがほとんどです。 お手軽価格で、簡単にオリジナル屋外用家具づくりを楽しみたい方に向いています。

【SPFの概要】
SPF スプルス(えぞ松)、パイン(松)、ファー(樅)の北米産針葉樹の頭文字をつないでつけられた名前。3種類の木が同じ地域で混ざり合って育ち、見分けがつかないほど似ている。性質も近く混在したまま製材されるためにSPFと総称されている。松系の木材。色落ちやひび割れなど経年変化が顕著に現れ、ひび割れは腐朽の原因になる。ヤニが大目などの問題もあり、耐水性も低い。ローコストで防腐用塗料を併用して屋外用工作物などに良く使われる。サイズは家具づくりに適した1×4:19mm×89mm、1×6:19mm×140mmのように薄い材料もある。

第3話 化学の力で強化された国産スギ「エコアコールウッド」

国産スギを有効的に資源として活用するために、九州大学と九州木材工業、福島県工業技術センターの共同開発で実用化された木材です。国産のスギの木に「エコアコール」と名づけられた、無毒性の低分子フェノール系木材保護剤を注入した材料。化学がつくりだした高耐久性のスギの木なんですね。

「エコアコール」は、水溶性で分子量が小さく木材への浸透性も高い保護薬。 熱硬化性で、木材への注入は熱を加えて行うため、無毒で安全性の高い樹脂に変化。腐朽菌やシロアリの攻撃を阻止します。水の中でもエコアコールウッドは腐りにくいので、フナクイムシなどの害虫からも被害は最小限。世界文化遺産「厳島神社」の補修工事にも採用されたそうです。

雨風にさらされる屋外や自然の厳しいところ、土の中など、エコアコールウッドは大活躍してくれますよ。耐久性が強い化学につくられた材料ですので、天然の無垢材のように味わいと高級感を求める方には、ちょっと不向きかもしれませんね。ペンションや海の家など、潮風や気温の寒暖差が大きい環境で、お客様のために遊具やベンチなどをつくりたい方に、お勧めの材料です。もちろん、木目も綺麗ですので、屋外用のちょっとしたテーブルづくりなども、楽しめる材料ですよ。

【エコアコールウッドの概要】
エコールウッド 国産スギに木材保護剤を注入した材料。 非常に割れにくく劣化が少ない。長期間、木目の美しい外観を保ち続ける。形状の変化も少なく寸法安定性が高い。スギ材であるため使い勝手が良く住宅用資材にも適する。無毒性で、環境にやさしい保存処理は、焼却しても有毒ガスの発生がなく、灰中にも有毒物質は残存しない。

第4話 ディズニーの世界もつくる「アイアンウッド」

腐らない木として工芸や高級家具にも使われるのが「アイアンウッド」です。本来の名前は「ウリン」。クスノキ科に属する広葉樹なんです。インドネシアやマレーシアなど、東南アジアに生息する樹木で、耐久性の高さから別名「アイアンウッド(鉄の木=腐らない木)」と呼ばれるようになりました。

密度が高い木で、全体的に黒に近い深い赤褐色。アンティーク系の小物や家具の装飾部分に使うと、艶もあり厳格さも表現できる材料です。屋外家具にも適しており、お勧めはアンティーク風のガーデンチェアですね。美しい木肌と深い赤褐色、高密度。電動のヤスリ・サンダーを掛けると、とても美しい表情。天然木ならではの美しさを堪能できます。

白アリやフナクイムシに対する耐性も強く、防腐剤不要で屋外使用が可能。ディズニーシーのウッドデッキにも使われているんですよ。ご利用された方はご存知だと思いますが、加工はとっても困難。とにかく硬い木で日曜大工には向いていません。手工具で加工するには、かなり至難の材料です。

【アイアンウッドの概要】
ウリン クスノキ科の広葉樹。別名「アイアンウッド(鉄の木=腐らない木)」。原産はボルネオ島。主にインドネシアやマレーシアなど東南アジアに生息。化学薬品を使用せずに屋外で使用可能。 耐水性、害虫に対する強さ、強度、耐久性から、海沿いなどの湿気が多い過酷な環境でも使用できる。密度が高く脂分も多いため、木の重量も重い。

第5話 時と共に姿を変える高級素材「イペ」

強さがトップレベルといわれている天然木が「イペ」です。とても硬いハードウッド。耐久性、耐水性、耐塩性、そして安全性もNo1クラスで、木目の美しさも人気の高級材料なんです。ウッドデッキはもとより、海で使用される木の工作物にもピッタリ。ガーデンファニチャーとしては、黄褐色のカラーを活かすテーブルがお勧め。他の色濃い材料でつくられたチェアとの組み合わせも楽しめます。木目と木色を活かしたコーディネートが使い方の決め手になる材料です。

反りや曲がりなど、材料の変形も非常に少ない天然木。価格が高い材料ですが、人気がとっても高くイペ材専門で施工をしてくださる工務店さんもいらっしゃるほど。アイアンウッドと同様で、とても硬い木ですで、手づくりDIYには向いていません。電動工具を使って加工するのも、慣れた方ではないと難しいですね。

表面保護剤の塗布は必要ありませんが、年月が経つにつれて、黄褐色が銀灰色に変ってきます。最初のカラーを維持したい方には残念な経年変化。天然木ならではの、時間と共に変化する表情を楽しみたい方にはお勧めです。

【イペの概要】
イペ ノウゼンカズラ科に属する常緑広葉樹。原産国はブラジル。南米アマゾン川流域・ブラジル・アルゼンチン・パラグアイなどに広く分布。硬質で耐久性の高い木材としてウッドデッキによく使用される。黄褐色だが経年変化で銀灰色に劣化する。横浜大桟橋、海ほたるなど、多くの港湾・岸壁にも使用される耐水・耐塩性に優れた材料。

第6話 ドングリ拾いの木「椎」

椎(しい)の木。ドングリの木として親しまれていますね。意外に街路樹としても植えられている樹木です。お子様のいらっしゃるご家庭では、ドングリ拾いを親子で楽しんだことがありませんか?日本に生きる椎。本州中部から四国、九州にかけて分布するブナ科の広葉樹です。

とても木の数は多いのですが、製材されて利用されることは少なかった木。耐久性はとても強く、硬い密度の高いハードウッドなんですよ。その耐久性から、家の土台などに使われることもあるそうです。エクステリア関連では、国産の天然木・ハードウッドとして、脚光を浴び始めています。節も少なく木目の通った美しい木肌。ガーデンファニチャーでは、洋風にも似合いますが和風のテーブルがお勧め。

硬い木ですので、アクセント用の装飾部分に使うのもいいかもしれません。ハードウッドはハンドメイド家具には不向きですね。加工するのが大変で、加工の途中で割れることもあります。アイアンウッドなどよりは扱いやすい材料ですが、まだまだ製材の流通が少なく、手に入りにくいことも問題。どちらかというと、材木というよりは古代より食用になる実が注目を浴びてきた樹木です。

【椎の概要】
ブナ科 常緑高木。高さ25m、直径1.5mまで成長する。大木になっても樹皮が滑らか。主として東アジアの暖帯に約50種分布。実はタンニンが少なく生食できるものが多い。農耕文化以前から古代人類にとっての重要な食料となっていたと伝えられる。

第7話 神秘の樹「レッドウッド」

日本の屋久杉と同じように、貴重な存在として扱われる樹が、「レッドウッド」です。とてもロマンチックな樹で、人類が誕生する遥か遠い1億6000万年前に生まれ、世界中で繁栄した種。樹高は大地を見守るかのように100mを超え、樹齢2000年以上のレッドウッドがカリフォルニアには存在しているそうです。

世界遺産に登録され、法律で伐採が禁じられた樹で希少性が高いのが有名。現在はカリフォルニアにある「レッドウッドの森」という国立公園に自生しているものが、長い年月をかけて育った本物です。他のレッドウッドは、国立公園周辺にある木材業者が保有する林で、製材用に育てられたもの。日本では庭園用の椅子やテーブルづくりのために輸入されています。

ハンドメイドの材料には、ガーデンファニチャーというより、小さな照明スタンドなどのインテリア・アイテムづくりに向いているかもしれません。ホームセンターなどで販売されているレッドウッドが、実はパイン材という場合もあり、悲しいかな、本物が手に入りにくく偽物が出回っているのがマイナス要素です。

【レッドウッドの概要】
レッドウッド 別名をセコイア。スギ科の針葉樹。針葉樹の中では伸縮が小さく加工もしやすい。高さが70~80m、100mを超えるものもある。直径4m以上まで成長する世界的に知られる巨木の種。腐りと害虫に卓越した耐久性を備える。高い難燃性を持ち、発火しにくい。加工性に優れ、精密さが要求される細かな細工も可能。

第8話 健康と温もり「国産ひのき」

スノコから高級家具まで、神社や寺院の建築材など日本人にとって身近であり幅広く使われている樹が、「ひのき」です。特に国産のヒノキは芳香もあり、健康的で安心できる木材。その評価も高く、家具や建築に使用されてきました。乾燥性が高く、曲がりや歪みなど狂いが少ない特性が評価されています。強度と耐朽性の高さは、柱や土台に使われるほどの評価。木の表情も 光沢があり木目が優しく直線的なことも人気の秘密です。

ヒノキチオールと呼ばれる芳香物質には、ストレスを和らげる効果もあることから、インテリア家具として注目も浴びています。ガーデンファニチャーとしては、和風の縁台づくりにお勧め。夏の花火など、活躍してくれます。細菌にも強く腐りにくい材料ですが、問題点は柔らかいこと。傷がつきやすく、表面の凹みなど、長く使うには気になります。また、木肌の色合いを長持ちさせようと、表面保護剤などを塗布してしまうと、せっかくの芳香性がなくなってしまうのも残念。

古くなってきたら、表面を削り出して綺麗にするなど、最初から高級国産ひのきを使ったもので、色々お手入れしながら使うのも贅沢な楽しみですね。和風がお好みの方には、職人さんのひと手間をかけながら、長くおつきあいしていく家具としてお勧めします。

【国産ひのきの概要】
ヒノキ科 ヒノキ属 常緑針葉樹。日本の特産種で中部から四国、九州を経て屋久島に分布する。加工性は高く、伸縮が小さいので狂いが少なく良質。耐湿、耐水性、保存性も高い。 リフレッシュ、消臭効果はフィトンチッドという物質の作用が生み出す。

第9話 ジャングルに自生する強い樹「アマゾンウリン」

ブラジル産のアイアンウッド・鉄の木が「アマゾンウリン」です。インドネシア産のウリンよりも、更に硬く樹液が出にくいのが特徴で、とっても強い樹。生息しているのは、アマゾン川流域と支流のエリア。とてもワイルドなイメージですね。

ウリンは、数ヶ月間も樹液が出続けるほど樹液が多い材料もありますが、アマゾンウリンは数回の雨で樹液が流れてしまう程度の少なさ。ウリン同様に芳香もあり、表面を削り磨いた時の光沢感と重厚感は高級なイメージと厳格さを与えてくれます。もちろん、反り、捻じれ、歪みが少ない形状安定性ももっています。

ガーデンファニチャーには、やはり、アンティーク風のガーデンチェアやベンチなどがお勧め。問題は、重く硬いためにハンドメイドの加工には向いていないことです。また、電動工具による加工も、慣れていない方では難しい材料。

ウリン、アマゾンウリンとも、雨の後に木の中からアクがでてきます。アマゾンウリンのほうが少ないのですが、ガーデンファニチャーの材料として使うには、このアクはくせもの。雨の次の日の晴天など、うっかり座ってしまうと服がアクで汚れてしまうこともあります。アマゾンウリンの屋外家具は、雨天を数回経験した後に、表面を綺麗に拭き取り、磨いて使うことをお勧めします。

【アマゾンウリンの概要】
アマゾンウリン 別名アマゾンジャラ アカテツ科の常緑広葉樹。原産地 ブラジル。木の色はウリン同様に赤褐色。硬さはウリンより強く耐久性は同様の評価。樹液が少ないことも好評。ブラジル現地の計画的伐採により安定供給され、国内での入手が容易。

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