ジゼルではお客様のご要望に応じた、フルカスタムのガーデンクッションを作成することができます。ホテルや施設の設計段階や、個人の邸宅の設計時にオリジナルのクッションを想定した造作型のガーデンベンチソファを導入されてはいかがでしょう?

ご相談からご注文までの流れ

設計図をお持ちいただければ、空間に適したクッションの構成をご提案いたします。例えば座面クッションについては、あまり大きなサイズで作りすぎない事がお勧めです。理由としては、部分的に破損や修理が必要な際に、多くのコストがかかってしまうためです。背面については「四角型、ピロー、台形、ボルスター」などお好みで作ることができます。また、使用するファブリックも「Agora®、Naoutlex®」からご選択が可能です。製作期間については約1.5から2ヵ月程度で完成し、ジゼルの定期便で輸入する形になりますので、トータルで3か月程みていただければお届けが可能です。

カスタムクッション導入イメージ

 こうした造作設計を伴うガーデンベンチソファは、世界のリゾートホテルに数多く採用されています。もちろん既存のガーデン家具のクッションがヘタってしまって交換をご希望の場合にもご対応が可能です。

耐候クッション材 ECO DRY Foam®(エコドライフォーム)について


 ECO DRY Foam®(エコドライフォーム)とは、ジゼルで採用してきた Quick Dry Foam®(クイックドライフォーム) と時を同じく、1997年にドイツの技術で作成された屋外対候性に優れたクッション材です。その組成は、クイックドライフォームとほぼ変わらず、ポリウレタンを目の粗い網状(ヘチマ構造)に加工した素材で、吸水性を持たず、さらには速乾性に優れているという特性を備えています。最近では4SOなどのヨーロッパのトップブランドでも採用されており、ジゼルでも「ピロークッション」「オーダークッション」に採用しています。

三次元構造オープンセル

 エコドライフォームの優れた性質の秘密は、三次元構造のオープンセルにあります。通常のウレタンフォームと比較すると、エコドライフォームの方がひとつひとつの繊維の目が粗く広く開いているため、水をほとんど吸収せず、さらに微量の水を含んでしまった後にもすぐに乾くという特徴があります。エコドライフォームならではのこの特性は、屋外で使用するガーデンファニチャーにおいては、非常に魅力的な点であると言えます。

防カビ加工「ultra-fresh®(ウルトラフレッシュ)」

防カビ加工である「ultra-fresh®(ウルトラフレッシュ)」が施されることによって、水を含んだ繊維に懸念される雑菌の増殖を最小限に抑えることが可能となります。

 下の図はウルトラフレッシュを施したエコドライフォームと、一般的なウレタンフォームをテストした結果です。ウルトラフレッシュを施したエコドライフォームでは、バクテリアの繁殖を99.9%抑制しています。

水の透過性に優れている

 数あるクッション素材の中には、エコドライフォーム以外にも耐水性に優れたアイテムも数多く存在します。しかしながら、どんなに耐水性の良い素材であっても細かな繊維の目の間から水分が浸透し、ひどい場合には内部にそのまま水分がたまってしまいそのまま乾かないという事態をも引き起こしかねません。エコドライフォームは、素材そのものの水はけや空気循環の良さを誇る素材です。

ガーデンファニチャーのクッション素材として最適

ガーデンファニチャーのクッション素材としてエコドライフォームを用いるメリットとして、素材本来の特性に加え、その快適な使用感を挙げることができます。空気をふんだんに含み弾力のあるヘチマ構造素材は、長年利用してもへたりにくく、いつまでも心地良い質感を楽しむことが可能です。屋外家具であっても、リビングのソファさながらの快適性を実感できるでしょう。優れた特性と抜群の心地良さを兼ね備えるエコドライフォームは、屋外家具に幅広く用いられています。ジゼルでは、「ピロークッション」「オーダークッション」に採用し、高い耐候性を実現しています。

 

メンテナンスフリー

 エコドライフォームは、基本的にはメンテナンスフリーの素材として知られています。万が一、カバーを外した際に湿っぽさを感じた場合には、カバーを全て外して湿り気を感じなくなるまで陰干しすると、再び元通りになります。

スペイン製 Agora®(アゴラ)ファブリックについて


 
世界的にも有名なファブリックのスペシャリスト会社「Sauleda社」と「Tuvatextil社」のコラボレーションで開発されたAgora®(アゴラ)ファブリック。地中海に浮かぶ豪華クルーザーの装飾にも採用され、アクリル繊維の鮮やかな発色性がジゼルのガーデンファニチャーに彩を添えます。多くのガーデン家具で採用している米国Sunbrella®(サンブレラ)社製ファブリックとも製法がほぼ同じなため、耐久性や耐候性に差はありませんが、密度の違いにより色味や肌触りにそれぞれの個性があります

野外耐久性が高い

Agora®(アゴラ)ファブリックは、雨・風・日光・潮風などの野外耐久性に優れ、色あせ・硬化・ひび割れ・ケバ立ちがなく、湿気によるカビや腐食がありません。

退色に強い

Agora®(アゴラ)ファブリックの生地は、糸の原料である生綿の段階で色をつける100%原着アクリルファイバーで作られているため、発色がとてもよく、雨水・海水・紫外線・潮風などの自然環境に対しても退色がほとんどありません。

撥水性が高い

Agora®(アゴラ)ファブリックは、テフロン加工により野外使用に強く、防汚性、撥水性にも優れています。(※完全防水ではありません。※汚れてしまった場合は、水を含ませた布でふき取るか、汚れが乾くのを待ってブラシなどでていねいに落としてください。)

通気性が高い

Agora®(アゴラ)ファブリックは通気性が高く、野外使用において防熱効果にも優れています。
聴できます。

米国オムノバ社製 人工レザー「NAUTOLEX®(ノートレックス)」について



GISELEで扱う人工レザーファブリックは、米国オムノバ社製「NAUTOLEX®(ノートレックス)」を使用しています。「NAUTOLEX®(ノートレックス)」はヨットのファブリックやガーデン家具のファブリックとして世界中のメーカーで主力として採用され、その美しい発色・天然レザーのような質感・高い耐候性・防汚性・耐摩耗性・簡単なメンテナンス性によって、ウォータースポーツ、フィットネス機器、ホテル、レストランなどでも多くの導入実績を誇ります。

「NAUTOLEX®(ノートレックス)」を使用した製品群の中にはヨットのシート張り、内部キャビン張り、ボートフローリング、トリムコンポーネントなどもあり、そのすべてに特殊保護仕上げ「PreFixx(プレフィックス)」が施されています。最も要求の厳しい海洋環境を想定された高性能な保護技術で、様々な検査・テストにも合格し、耐摩耗性・耐久性・簡単なメンテナンス性は業界でもトップクラスのパフォーマンスです。

水・雨・海水に強い

ヨットのシート張りや内部装飾品などへの使用を想定して開発された生地なため、高い防水性能をもちます。GISELEでは主にソファの座面や背面、ピロークッションなどに使用されていますが、縫製やファスナーなどの隙間から水分が中のクッション材に入るため、座面クッションについては、クッション底部をメッシュ仕様にし、通気性を持たせています。他クッションについても、大雨の後などはファスナーを開けるなど、換気し良く乾かすことで、製品を長くご使用になれます。GISELEのクッションの中身材には、屋外対候性に優れたQuick Dry Foam®(Eco Dry Foam®)を使用しているので、「乾燥」はクッションを長くご使用いただくために重要なポイントになります。

数々の耐久性能を持つ「NAUTOLEX®(ノートレックス)」

防水性・耐紫外線性・高い耐摩耗性・優れた耐汚染性・お手入れが簡単・カビに強い・抗菌・耐海水性・耐油性・耐血性・耐尿性・耐インク性など、数多くの性能を持ちます。表面はPVC(ポリ塩化ビニル)にPreFixx(プレフィックス)が施され、裏地はポリエステルニットで構成されます。「NAUTOLEX®(ノートレックス)」の生地自体の耐用年数は5年を超えます。

簡単なメンテナンス性

「NAUTOLEX®(ノートレックス)」は、特殊保護仕上げ「PreFixx(プレフィックス)」を施されているため、非常に汚れに強く、また簡単にメンテナンスすることができます。単純な汚れであれば拭き取るだけで問題なく、多少頑固な汚れであれば、石鹸水を湿らせた布を使用することで汚れを落とすことができます。さらに厳しい場合には、アセトンを主成分としたネイルポリッシュリムーバー(除光液)などが適しています。

メンテナンス方法の例

染色剤1:ベビーオイル、ケチャップ、チョコレート、モーターオイル、オリーブオイル、グレープジュース、尿、血液、ヘアオイル、お茶、コーヒー。方法1を使用します。
染色剤2:アイシャドウ、クレヨン、グリース。方法1を使用します。汚れが続く場合は、方法2を使用します。
染色剤3:タバコタール(ニコチン)、フェルトペンマーカー、イエローマスタード、口紅、ボールペン、スプレーペイント。方法1を使用します。汚れが続く場合は、方法2を使用します。頑固な汚れが残っている場合は、方法3を使用します。

クリーニング方法1、2、および3で使用される推奨クリーナーは、徐々に洗浄能力が上がっていきます。最も洗浄能力が低いクリーナーから始めて、汚れが続く場合にのみ次に強いクリーナーに移動します。方法3は、非常に難しい汚れにのみ使用してください。

クリーニング方法1:柔らかい布または湿らせたスポンジで次のクリーナーのいずれかを使用します。その後、真水で汚れを洗い流します。清潔で糸くずの出ない布で拭き取り、乾かします。

クリーニング方法2:可能な場合は消毒用(イソプロピル)アルコール91%を使用します。たっぷりと消毒用アルコールを塗ります。汚れた部分を1〜5分間スポンジまたは布で拭きます。洗浄した部分を真水ですすぎ、糸くずの出ない清潔な布で拭き取り乾かします。

クリーニング方法3:ネイルポリッシュリムーバー(70%水/ 30%溶剤クリーナー)(アセトン/水)を使用します。 柔らかい布または湿ったスポンジで6回こすってきれいにします。汚れは6回未満の摩擦で取り除く必要があります。 6回こすっても汚れが続く場合は、汚れが付着しており、除去できない可能性があります。洗浄した部分を真水ですすぎ、清潔で糸くずの出ない布で拭き取り乾燥させます。 6回こすっても汚れが落ちない場合は、ネイルポリッシュリムーバーを使い続けないでください。